感染症

子どもの感染症を防ぐための保育とは?


※9月8日に更新しました

ちょっと涼しくなってきましたね。こんな季節の変わり目には、体調を崩す子どももたくさんいます。

保育園は集団生活の場です。そんな集団生活で、切っても切れないのが「感染症」です。流行の時期になると、必要以上に流行らせないよう保育士として感染予防に奔走すると思います。でも相手は子ども。小さくなればなるほどあっちでゴホゴホ、こっちでゴホゴホ…。もちろん集団生活であるので、子どもが感染してしまうことは不可抗力の類になると言えます。

でも、なるべくなら感染拡大は最小限に抑えたいのが保育士の本音であり、仕事をしながら預ける親の願いでもあります。

改めて感染症の種類や、感染症に罹らないためのポイントをまとめました。

感染症
感染症

○登園停止となる感染症

一般的な感染症は「インフルエンザ」「流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)」「水疱瘡(水痘)」「プール熱(咽頭結膜熱)」などです。これらは感染力が強い為、感染すると出席停止となり、一定時期を自宅で過ごしたら登園時に医師の許可証を持参することになります。(一部、園により異なる)

文部科学省が「学校において予防すべき感染症」についてまとめていますので、ぜひ見てみてくださいね。

 

○症状によって出席停止となるもの(医師の判断)

感染していても医師の判断によって出席停止となるものは「溶連菌感染症」「マイコプラズマ感染症(肺炎)」「流行性(感染性)胃腸炎」「手足口病」などです。症状が落ち着くと、出席許可となるものです。(一部、園により異なる)

 

○参考:学校保健安全法にある感染症の分類と出席について

区分 感染症名 出席について
第一種
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARSのみ)、鳥インフルエンザ(Aウイルス、H5N1のみ)
その他、新型インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症
治癒するまで出席できない
第二種
インフルエンザ(H5N1以外)、百日咳、麻しん、流行性耳下腺炎、風しん、水痘、咽頭結膜熱、結核、髄膜炎菌性髄膜炎
治癒後、下記の期間を経て出席できる。
インフルエンザ:発症した後5日を経過し、かつ、解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで
百日咳:特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
麻しん:解熱した後3日を経過するまで
流行性耳下腺炎:耳下腺、顎下腺 、舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
風しん:発しんが消失するまで
水痘:すべての発しんが痂皮化するまで
咽頭結膜熱:主要症状が消退した後2日を経過するまで
第三種
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎、その他の感染症
病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたら出席できる

○発症した際の対処法

流行性感染症が疑わしい熱やだるさなどの身体的異常に気付いたら、なるべく早く医務室・職員室などへ連れて行きます。感染を防ぐ手立ては速やかな隔離が有効です。隔離出来る場所がない場合は、カーテンやパーテーションなど空間を遮れるものでも良いです。また園に備えがある場合はマスクをすることも感染を抑える効果が見込めます。熱を測り、速やかに保護者へ迎えの連絡をします。その際に発熱の様子など異常をしっかりと伝え、病院の受診をしっかり勧めましょう。

 

○嘔吐・下痢の対処法

ノロやロタウィルスといった流行性(感染性)胃腸炎を伴う嘔吐・下痢の場合は速やかに子どもを遠ざけると共に、保育士も感染しないようマスクなどをして細心の注意を払いながら後始末をして下さい。嘔吐の場合、嘔吐物は落ちた場所よりも広範囲に飛び散っていますから、外側から中側に向かって片付け、最後に塩素系漂白剤などでしっかり拭き掃除をしましょう。同じく下痢に関しても、便座や子どもが触る蛇口なども丁寧に消毒をします。感染拡大をさせないため、正しい手順で片付けることが保育士の勤めとなります。

マスクや手袋、消毒液をとりに走りまわっている間に子どもが触れてしまう、ということもあるので、日頃から、嘔吐・下痢の場合の対応の時に使う物品を用意しておく、置き場所を確認しておくようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。こういった対策は、日頃から情報収集をしているかどうかで対応のスピードがぐんと変わってきます。日頃から、保育士求人のサイトなどで、保育に関する情報を収集する癖をつけておきましょう。

また、厚生労働省からも「保育所における感染症対策ガイドライン」が発行されているので、目を通しておきましょう。

感染時期になったら、慌てて対策するのではなく、普段から子どもへ手洗い・うがい・爪切り・清潔なハンカチ・ティッシュを使うなどの清潔部分の指導をすることが予防への近道と言えます。また感染してしまったら、なるべく家で安静にしていてもらうよう、保護者へのアドバイスも忘れないで下さいね。


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