【無理なら求人選び】保育士の「ワークライフバランス」を知ろう。

政府から発信されている「ワーク・ライフ・バランス」という言葉があります。仕事を持つすべての人が「仕事」と趣味・育児・介護・ボランティアなど「仕事以外」の生活時間を両立させることで、プライベートと仕事のどちらも充実させようというものです。しかし、保育士の現実はどうでしょうか。残業や持ち帰りの仕事に追われ、プライベートの充実が程遠いと感じている人が多いのが現実ではないでしょうか。仕事と生活バランスの調和のために、今から実践できるポイントを紹介したいと思います。

 

プライベート
プライベート

○仕事が終わらなくて残業&持ち帰りの保育士さんは、仕事の見直しから

仕事量はどうでしょうか。どうしても仕事が終わらなくて、プライベートを削っている…そんな保育士さんは自分の仕事の手順などを見直してみてはいかがでしょうか。先輩や同僚で仕事をテキパキとこなしていく人はいませんか?どんな風に仕事をこなしているのか、そのテクニックを真似するのも良い方法ですよ。分からないことや苦手な事は同僚に相談してみるのもいいですね。仕事を効率よくこなせることが、まずプライベート確保の第一歩です。

 

○休日が取りにくい…そんな時にこそ使いたいお互い様の精神

職員の人数をギリギリで回している、そんな園では特に休日問題が起こりやすいです。正職員・臨時職員に関係なくみんなが休日取得に不満を抱えていると人間関係がうまくいかなくなることがあります。そんな時は率先して休日出勤をしてみましょう。快く引き受ける代わりに、自分が休みたい時はよろしく、と一言添えておくとgood!お互い様ですから、無理のない範囲で引き受けましょう。自分が困ったときは絶対に誰かが助けてくれますよ。

 

○プライベートの時間を無駄にしない

折角の休日、ただ寝て過ごしてしまうのは出来たら避けたいですよね。そうはいっても平日の疲れが出れば、まず欲しいのは睡眠や何も考えない時間です。そんな時は時間を決めてしっかり休みましょう。でもダラダラして過ごすのではなく、自分なりの目標や予定を明確にしておくことが大切です。部屋の掃除・買い物・友達とごはん・美容院へ行くなどしっかり予定があれば、ダラダラ過ごして気づいたら夜だった…なんて悲しいことも回避できますよ。

 著者

保育士 40代 女性 (神奈川県在住)

まとめ

いかがでしたか。普段は子どもの溢れんばかりのパワーを全力で受け止めているのですから、休日となるとついつい布団の中でダラダラしてしまいがち。しっかり体を休める事はもちろん大事ですが、貴重なプライベートをただ無駄に終わらせてしまわないようにしたいですね。しっかり自分の時間を遊ぶことが、ストレス発散や活力となります。仕事も自然と気合が入りますし、しっかり仕事が終われば気持ちよく休日が迎えられます。

どうしてもプライベートの確保が今の保育所では難しい場合で、園からの改善が見られなければ転職という手段もあります。まずはしっかりワークライフバランスを確保出来るように出来る努力はしたいですね。
どうしてもバランスが崩れる職場なようであれば、もちろんこうした保育求人サイトで募集情報を探してみて、転職した上で環境を変える事も視野に入れてみるのも悪くないでしょう。

【求人を選ぶ権利】ハードワークに苦しむ「保育士の今」【後編】

前回、前々回と、厳しい環境で働きつつ「助けて欲しい」とヘルプサインを出せない保育士の現状についてご紹介してきました。

つらいことがあっても、保育園という特殊な環境ではなかなかヘルプサインは出せないもの。では、どうやって対処していけばいいのでしょうか?

ヘルプサインを出さなくても大丈夫になる方法、ヘルプサインを出しても大丈夫と思える気持ちのコントロール方法をご紹介します。

ハードワークに苦しむ「保育士の今」
ハードワークに苦しむ「保育士の今」

働く時間を調整する

保育士は、8時間労働が職務規定上に定められています。けれども、これに加えて5時間前後の残業をしているのが現状としてあります。

ハードワークによって、ストレスが溜まりやすい状態を和らげるためには、経営する側が園に勤める保育士たちに配慮した勤務体制を整えることが重要です。同時に、保育士自身もハードワークしないように、留意することが求められるでしょう。まずは、「残業しない日」を自分の中で決めて、それを守ることから始めてみてはいかがでしょうか。

収入を上げる

収入が少ない、これは保育士の悩みの中でも大きいものではないでしょうか。せめてあと10万円月収が高かったら、ある程度のハードワークであっても納得して働くことができるという保育士は多いのではないでしょうか。

最近では、保育士の諸問題が各メディアに取り上げられるようになってきました。その中に、保育士の給料を1万数千円あげるという発表もあります。給料が上がることはうれしいことではありますが、このレベルの月収アップで、現在の勤務形態を維持したいと思える保育士はどれだけいるのでしょうか…。

保育士の仕事内容や責任感を加味した給料を考え、積極的な見直しに期待したいです。

「転職」を当たり前に

今勤めている保育園を退職し、別の保育園に転職するという決断ですが、人によっては「お世話になったところを裏切る」という気持ちを持つことがあります。けれども、保育士の転職応募サイトを通じて職場を選ぶ権利は、保育士にも認められてしかるべきものです。

どうしても優先しがちな「園長先生の意向」だけではなく、「自分の能力を活かせる職場」や「好きな保育ができる職場」を選択する意思を強く持つことが大切です。そうすることで、自分が活き活きと仕事に取り組める保育園を選ぶことができるようになり、さらに仕事を前向きに取り組んでいけるのではないでしょうか。

「保育士の実情」を異業種に知ってもらう

誰にも相談できずに、独りで悩んでしまう保育士には、園の中での出来事は誰にも話してはいけないという潜在意識が働いていることが少なくありません。

けれども、悩みを誰かに相談すること、保育現場の実情を誰かに知ってもらうこと、それは大きな意味を持ちます。とくに、保育業界以外の人の視点に照らし合わせることが、新たな解決の糸口となる機会になるケースが珍しくありません。

私を救えるのは、私だけ

「ヘルプサイン」を出すことは、自分が思っている以上に重要です。

とはいえ、「ヘルプサイン」から実際の行動に移し、苦境を打ち破ることができるのは、自分以外にいません。

まずは、仕事に対する取り組み方を変えてみるところから始めてみましょう。また、新たな職場を探す視点でも、保育士の転職サイトへの登録を行うだけでも意味があります。

著者

40代 保育士 / 神奈川県在住 女性

>>>保育士に見てほしいサイト。ハードワークに苦しむ保育士自身が精神衛生管理に困った場合、今年は保育士求人サービスで転職を考えるしかないと思う。なぜなら2016年の保育士市場は慢性的な人手不足による『転職する保育士有利』だからです。

まとめ

今勤めている保育園の「ありえない現状」が違和感にしか感じない、「ここで続けるのは無理…」と思うのであれば、現状を変えるために「たったひとつでも行動」をしてみましょう。

もっとも陥ってはいけないのが、自分を責めることです。毎日の残業で倒れてしまったことに対して、「自分の体力のなさ」を自責しても、苦境はなにひとつ変わりません。

保育士の仕事は、「できない自分が悪い」と考えるのではなく、「自分を活かせる仕事は何だろう」という視点を忘れずに考えていくことで、気持ちを穏やかに保つことができるはずです。

子どもの感染症を防ぐための保育とは?

※9月8日に更新しました

ちょっと涼しくなってきましたね。こんな季節の変わり目には、体調を崩す子どももたくさんいます。

保育園は集団生活の場です。そんな集団生活で、切っても切れないのが「感染症」です。流行の時期になると、必要以上に流行らせないよう保育士として感染予防に奔走すると思います。でも相手は子ども。小さくなればなるほどあっちでゴホゴホ、こっちでゴホゴホ…。もちろん集団生活であるので、子どもが感染してしまうことは不可抗力の類になると言えます。

でも、なるべくなら感染拡大は最小限に抑えたいのが保育士の本音であり、仕事をしながら預ける親の願いでもあります。

改めて感染症の種類や、感染症に罹らないためのポイントをまとめました。

感染症
感染症

○登園停止となる感染症

一般的な感染症は「インフルエンザ」「流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)」「水疱瘡(水痘)」「プール熱(咽頭結膜熱)」などです。これらは感染力が強い為、感染すると出席停止となり、一定時期を自宅で過ごしたら登園時に医師の許可証を持参することになります。(一部、園により異なる)

文部科学省が「学校において予防すべき感染症」についてまとめていますので、ぜひ見てみてくださいね。

 

○症状によって出席停止となるもの(医師の判断)

感染していても医師の判断によって出席停止となるものは「溶連菌感染症」「マイコプラズマ感染症(肺炎)」「流行性(感染性)胃腸炎」「手足口病」などです。症状が落ち着くと、出席許可となるものです。(一部、園により異なる)

 

○参考:学校保健安全法にある感染症の分類と出席について

区分 感染症名 出席について
第一種
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARSのみ)、鳥インフルエンザ(Aウイルス、H5N1のみ)
その他、新型インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症
治癒するまで出席できない
第二種
インフルエンザ(H5N1以外)、百日咳、麻しん、流行性耳下腺炎、風しん、水痘、咽頭結膜熱、結核、髄膜炎菌性髄膜炎
治癒後、下記の期間を経て出席できる。
インフルエンザ:発症した後5日を経過し、かつ、解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで
百日咳:特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
麻しん:解熱した後3日を経過するまで
流行性耳下腺炎:耳下腺、顎下腺 、舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
風しん:発しんが消失するまで
水痘:すべての発しんが痂皮化するまで
咽頭結膜熱:主要症状が消退した後2日を経過するまで
第三種
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎、その他の感染症
病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたら出席できる

○発症した際の対処法

流行性感染症が疑わしい熱やだるさなどの身体的異常に気付いたら、なるべく早く医務室・職員室などへ連れて行きます。感染を防ぐ手立ては速やかな隔離が有効です。隔離出来る場所がない場合は、カーテンやパーテーションなど空間を遮れるものでも良いです。また園に備えがある場合はマスクをすることも感染を抑える効果が見込めます。熱を測り、速やかに保護者へ迎えの連絡をします。その際に発熱の様子など異常をしっかりと伝え、病院の受診をしっかり勧めましょう。

 

○嘔吐・下痢の対処法

ノロやロタウィルスといった流行性(感染性)胃腸炎を伴う嘔吐・下痢の場合は速やかに子どもを遠ざけると共に、保育士も感染しないようマスクなどをして細心の注意を払いながら後始末をして下さい。嘔吐の場合、嘔吐物は落ちた場所よりも広範囲に飛び散っていますから、外側から中側に向かって片付け、最後に塩素系漂白剤などでしっかり拭き掃除をしましょう。同じく下痢に関しても、便座や子どもが触る蛇口なども丁寧に消毒をします。感染拡大をさせないため、正しい手順で片付けることが保育士の勤めとなります。

マスクや手袋、消毒液をとりに走りまわっている間に子どもが触れてしまう、ということもあるので、日頃から、嘔吐・下痢の場合の対応の時に使う物品を用意しておく、置き場所を確認しておくようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。こういった対策は、日頃から情報収集をしているかどうかで対応のスピードがぐんと変わってきます。日頃から、保育士求人のサイトなどで、保育に関する情報を収集する癖をつけておきましょう。

また、厚生労働省からも「保育所における感染症対策ガイドライン」が発行されているので、目を通しておきましょう。

感染時期になったら、慌てて対策するのではなく、普段から子どもへ手洗い・うがい・爪切り・清潔なハンカチ・ティッシュを使うなどの清潔部分の指導をすることが予防への近道と言えます。また感染してしまったら、なるべく家で安静にしていてもらうよう、保護者へのアドバイスも忘れないで下さいね。